はじめに
私たちの「現実」は、どこから生まれているんでしょうか。
毎日感じる悩みや不安、逆にうまくいく日もありますよね。でも、その背景には “目には見えないけれど、確かに働いている大きな力” がある——。
そんな視点から人生を見つめ直せるのが、ウエイン・W・ダイアー著『望む現実を創造するスピリチュアル・メソッド』です。
著者は「思考が現実を形づくる」というテーマを、スピリチュアルと心理学の両面からわかりやすく解き明かしています。自分の内側にある“無限の力”にアクセスできれば、人生がゆっくりと、でも確実に変わっていく。その実感を得られる一冊なんです。
この記事では、本書のエッセンスを初心者の方にもわかりやすくまとめつつ、日常でどう生かしていくかを丁寧に紹介していきます。
読み終わるころには、物事の見え方や心の使い方が少し変わっているはずですよ。
望む現実を創造するスピリチュアル・メソッド
それでは、本書の核心である「望む現実を創る3つのステップ」から一緒に見ていきましょう。
ウエイン・W・ダイアーとは?
本題へ進む前に、まず著者のウエイン・W・ダイアーについて少し紹介させてください。
彼は “自己啓発の父” とも呼ばれ、心理学をベースにしたスピリチュアルな教えで世界中に影響を与えてきた人物です。
誕生から幼少期までは決して恵まれていたとは言えず、孤児院で育つなど多くの試練を経験しました。
それでも彼は「どんな状況からでも人生は変えられる」という深い確信を持ち、長年にわたって人間の“意識”“思考”“可能性”について研究を続けました。
その後は心理学博士として大学で教鞭をとりつつ、PBS(アメリカ公共放送)にも多数出演。
著書は40冊以上、生涯で累計1億冊以上が読まれ、世界的なスピリチュアルリーダーとなりました。
そんな彼が晩年に到達した境地とも言えるのが、この『望む現実を創造するスピリチュアル・メソッド』。
「思考が現実をつくる」という考え方を、より深く、より本質的にまとめた一冊なんです。

それでは、本書の中心テーマとなる“無限の力”と“現実創造”について詳しく見ていきましょう。
私たちの現実は「無限の力」が創造している
私たちが日々当たり前のように目にしている世界——生命、自然、季節の変化、惑星の運行。
これらを動かしている“源”はいったい何なのか?
本書では、この根底にあるものを「無限の力(Infinite Source)」と呼んでいます。
花が咲くことも、細胞が分裂することも、心臓が止まらず動き続けることも。
そのすべてを支えているのは、目には見えないけれど確かに存在するエネルギーであり、私たち一人ひとりもその一部だとダイアーは語ります。
そして、この「無限の力」は特別な人だけが触れられるものではなく、本来すべての人に開かれているもの。
ただただ、その存在を信じ、意識を向けるかどうかで、人生の流れは大きく変わっていく——これが本書の根本思想です。

では、どうすればその無限の力を引き出し、自分の望む現実を創造できるのでしょうか?
ここからは、ダイアーが示す「3つの基本ステップ」をわかりやすく紹介します。
望む現実を創造するための3つのステップ
ウエイン・W・ダイアーは、「望む現実を生きるためには順番がある」と説明しています。
その流れがこの3ステップ。どれか1つだけではなく、段階的に深まっていくことで力が発揮されます。
ステップ1:無限の力の存在を認める
すべての始まりは「見えない力は存在する」と認めること。
これだけ聞くと少し抽象的ですが、実はとてもシンプルなんです。
私たちは問題が起きた時、つい「どうしよう」「私だけでは無理だ」と思いがち。でも本書では、その瞬間に“自分を超えた力が常に味方についている”と考えることが大切だといいます。
「必ず解決できる」
「状況は良い方向へ向かっている」
こうした確信を持つだけで、意識が切り替わり、現実の捉え方も行動も変わっていきます。
ステップ2:思考が現実化することを体感する
次のステップは、意識的にイメージする力を使うこと。
これは“引き寄せの法則”にも近い考え方です。
- なりたい自分をはっきりイメージする
- その姿が「すでに現実だ」と信じる
- イメージが心に深く落ちるまで感じる
すると、心の中に “これは叶うものだ” という確信が育ち、行動や選択が自然と変わっていきます。
ダイアーいわく、私たちは磁石のような存在で、思考したものを引き寄せる性質があるのだそうです。
ステップ3:無限の力と自分を一体化させる
3つ目のステップは、さらに深い領域に入ります。
それは「私は無限の力と切り離されていない」という状態になること。
これは単なる思い込みではなく、
「問題が起きても大丈夫。私は常に導かれている」
と心の底から感じられるようになることを指します。
大きな不安があふれてきた時も、
その問題を“無限の力に委ねる”と決めると、心がふっと軽くなる瞬間があります。
これは、まさに一体化のサインです。

この3ステップを実践していくことで、ゆっくりと、でも確実に現実の景色が変わり始めます。
無限の力とつながる7つの実践習慣
ここからは、本書で紹介されている「無限の力」とつながるための具体的な習慣をまとめていきます。
どれも今日からすぐ始められるものばかりなので、気になるものから取り入れてみてくださいね。
1. 自分の無力さを認め、すべてを委ねる
一見すると矛盾しているようですが、「私にはすべてを完璧にコントロールする力はない」と認めることが、むしろ心の強さを生みます。
肩に力が入りすぎているとき、思い切ってこうつぶやいてみるのもおすすめです。
「私は解決方法を知らないけれど、この状況は必ず良い方へ動いていく」
「私は自分を超えた力に委ねています」
すると、不思議と心に余白ができ、目の前の問題が“絶対的なものではない”と気づけるようになります。
2. 心のプラグを“愛の世界”につなぐ
本書では、心の状態を「どのコンセントにつないでいるか」で表現しています。
ネガティブな考えに意識を向ければ、心は落ち込み、不安やイライラが増えていく。
逆に、愛・感謝・思いやりに意識をプラグインすれば、心は穏やかさを取り戻します。
呼吸を整えたり、静かな時間を意図的につくることで、心のコンセントを切り替えられます。
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3. 与える気持ちを持ち、感謝を送る
「もっとほしい」「なんで私ばかり…」という意識で過ごしていると、世界から返ってくるものも同じ波になります。
反対に、「今日は誰に何を与えられるだろう?」と考えると、心にも現実にも変化が起こるのが不思議なところです。
感謝が増えていくほど、エネルギーが澄み、軽さや豊かさを実感しやすくなります。
4. 快活さを大切にする
心が整っているとき、人は自然と明るく、軽やかな雰囲気をまといます。
逆に、イライラしたり落ち込んだりしているときは、無限の力とちょっと距離が空いているサイン。
散歩、好きな音楽、深呼吸など…。
気分が明るくなる行動を一つ持っておくと、すぐに“心の位置”を調整できます。
5. エネルギーレベルを上げて生きる
現実を変えるには、行動の前に“思考の質”を変えることが大切。
恐れや不安にフォーカスしている間は低いエネルギーになり、物事が停滞しやすくなります。
「大丈夫」
「なんとかなる」
「私は導かれている」
こうした言葉を心で唱えるだけでも、意識のレベルが自然と上がっていきます。
6. 創造性を生かす
願望を書き出したり、イメージを紙に描いたりすることは、無限の力とつながるための大切な練習です。
思考を“目に見える形”にするほど、現実化のスピードも加速していきます。
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7. 感覚に支配されず、魂が望む方向へ進む
外側の刺激(お金・モノ・承認欲求)だけで生きていると、心が落ち着かず、エネルギーも乱れがちになります。
本書ではこれを「暴走する馬に人生を引っ張られている状態」と表現しています。
魂が望む方向とは、静けさ・安らぎ・喜び・創造性。
そこへ意識を向けるほど、現実もその方向へ動き出します。

これら7つの習慣は、どれも難しいものではなく、日々の生活にすっと溶け込むものばかり。
次の章では、望む現実を引き寄せる人が実際にどんな“行動パターン”で生きているのかを見ていきます。
望む現実を創造する人の3つの行動パターン
ここまで「無限の力とつながる方法」について見てきましたが、実際に人生を大きく変えていく人には、ある共通点があります。
本書ではそれを3つの行動パターンとして、わかりやすく紹介しています。
1. 自分の望みを率直に表現している
成功している人は、人生に何を求めるのかをはっきり言葉にします。
「できたらいいな…」ではなく、「私はこうなりたい」「私はこう生きる」と明確に宣言しているんです。
これは単にポジティブになるという話ではなく、
意識を向けた方向へエネルギーが流れるというシンプルな法則でもあります。
自分の望みを表に出すほど、偶然とは思えないような“導き”が起こるのもこの理由です。
2. 疑わない強い意思を持つ
どれだけ大きな目標でも、途中で「無理かもしれない」と思う瞬間があります。
そんな時、望む現実へ進んでいく人は「必ずできる」という確信を手放しません。
もちろん、根拠のない自信とは少し違います。
問題が起きても慌てず、「私は必ず乗り越えられる」と心の奥で信じている状態です。
この“揺るがない意思”こそが、現実を動かす力になります。
3. 燃えるような思いに導かれて生きる
これは、本書の中でも特に重要なキーワード。
夢をかなえる人はみんな、心の中に「静かに燃え続ける情熱」を持っています。
これは単なるモチベーションとは違って、悩んでも落ち込んでも消えない“内側の炎”のようなもの。
逆風が吹いても「それでも進みたい」と感じる力です。
ダイアーは、この強い思いを「最強の創造力」と表現しています。
燃えるような思いがあるほど、無限の力のサポートを受けやすくなるからです。

では、この行動パターンを日常で生かすためには、どんな思考のクセを手放せばいいのでしょうか?
次は、現実を停滞させてしまう“エネルギーの浪費”を減らす考え方を解説していきます。
エネルギーの浪費を防ぐ2つの思考法
望む現実を創るためには「どんな行動をするか」も大切ですが、実はそれ以上に大切なのが
“どんな思考にエネルギーを注ぐか”という点です。
本書では、多くの人が無意識のうちにエネルギーを消耗してしまう原因を
大きく2つの思考パターンとして挙げています。
1. 求めていないことに頭とエネルギーを使うのをやめる
私たちの「思考」は、人生で叶えたいことを手に入れるための通貨のようなものだとダイアーは言います。
たとえば——
- 「失敗したらどうしよう」
- 「きっとうまくいかない」
- 「また嫌なことが起こる気がする」
このような思考にエネルギーを注いでしまうと、脳はその方向に意識を向け続け、
結果として“望まない現実”を引き寄せてしまいます。
逆に、欲しいもの・叶えたい未来・なりたい自分に思考を向けると、
行動・選択・気づきが自然とその方向へと変わっていきます。
つまり、エネルギーは「注いだ場所」に現実をつくるということ。
だからこそ、思考の使い方を変えるだけで人生の流れも変わり始めます。
2. 今の不満ばかり考えるのをやめる
「お金が足りない」
「もっと時間があれば」
「仕事がつらい」
こうした不満に意識を向け続けると、脳はその状態を“維持しよう”とします。
本書では、これを「現状を強化してしまう思考習慣」と解説しています。
不満にエネルギーを注ぐほど、改善が遠のいてしまうというわけです。
ではどうするか? その答えはとてもシンプルで——
「望ましい自分を思い描き、すでにその方向に進んでいる」と確信すること。
これを続けることで、心に余裕が生まれ、必要な行動も自然ととれるようになります。
そして、本書が強調しているのがここです。
“本当の豊かさとは、必要なものはすべて与えられると確信すること。”

この意識に切り替わった瞬間から、現実がゆっくりと動き始めます。
まとめ
ウエイン・W・ダイアーの『望む現実を創造するスピリチュアル・メソッド』は、
“思考が現実を形づくる” というシンプルで力強いテーマを、深い愛と洞察で教えてくれる一冊です。
本書が伝えていることをひとことでまとめるなら、こうなります。
「私たちは常に無限の力とつながっており、望む現実を創り出す力をすでに持っている」
その力を引き出すための3つのステップ、毎日の小さな習慣、そしてエネルギーの使い方。
どれも特別な道具や才能が必要なわけではなく、意識の向け方を少し変えるだけで始められるものばかりでした。
現実が思うように動かないときも、焦りや不安に飲み込まれそうなときも、
“委ねること” や “望ましい自分をイメージすること” が、そっと道を照らしてくれます。
もし今、人生を少しでも良い方向に変えたい、心の負担を軽くしたいと感じているなら、
この本は必ずあなたの助けになってくれます。
望む現実を創造するスピリチュアル・メソッド
人生の流れを整えたい方へ。心に静かに届く名著です。
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最後に、本書と相性が良い関連記事をまとめました。興味のあるものからぜひ読んでみてくださいね。
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よくある質問
- Qスピリチュアルな考え方に抵抗があります。怪しくないですか?
- A
本書の内容は「思考と行動が現実に影響を与える」という心理学的な視点とも重なっています。
スピリチュアルが苦手な方でも、日常のメンタルケアや自己理解として取り入れられる部分が多いですよ。
- Qイメージングが苦手でも効果はありますか?
- A
大丈夫です。
鮮明な映像を描けなくても、「こうなったらいいな」と軽く思い描くだけで十分。
続けるうちに感覚がつかめてきて、心の反応が変わっていきます。
- Q効果が出るまでどれくらいかかる?
- A
人によって違いますが、まずは心の軽さや意識の変化として現れることが多いです。
大きな結果よりも、“今日の自分が少しだけ整っているか” を大事にすると、現実の変化も早くなります。






