『幸せにならなくたっていいんだよ』要約|“思い込み”を手放して本当の自分を取り戻す方法

暮らしを学ぶ・読む

はじめに

「幸せにならなくちゃ」と思えば思うほど、なんだか苦しくなっていく——そんな感覚、ありませんか?
ひすいこたろうさんの『幸せにならなくたっていいんだよ』は、そんな私たちの心をやさしくほぐしてくれる一冊です。

この本では、「もっと幸せに」「もっと上へ」と頑張りすぎてしまう現代人に向けて、
“幸せは追いかけるものではなく、最初からここにある”という視点を教えてくれます。
読むほどに、心がふっと軽くなり、「今のままでも大丈夫」と思える不思議な安心感が広がるんです。

この記事では、本書の中で語られる「思い込みを外す39の鍵」や、「幸せのマスターキー」について、やさしく要約して紹介します。
スピリチュアルな世界観がベースになっていますが、どの章にも“人間らしく生きるための知恵”がぎゅっと詰まっています。

「今の自分にちょっと疲れた」「幸せってなんだろう?」と感じている方に、きっと新しい風を届けてくれるはずです🌿


📘 書籍情報:『幸せにならなくたっていいんだよ』(ひすいこたろう 著)

Amazonでチェックする
楽天でチェックする


宇宙の視点で見た「地球の課題」

本書の中で印象的なのは、「幸せ」を宇宙的なスケールでとらえている点です。
登場するのは、銀河全体の意識進化を見守る存在——その名もアストラ表議会
そして、そこから地球の再生を託されたのが、かわいらしくも頼もしい“銀河の白うさぎ司令官”です🐇✨

彼らが見ている地球の現状は、決して楽観的ではありません。
人類の「もっともっと」という欲望が暴走し、心の豊かさよりも数字や成功を追い求めるようになった結果、
幸福度指数はどんどん下がっているといいます。

そして今、地球は“あと10年しか持たない”とされるほどの危機的状況にある――そんなメッセージが語られます。
もちろん、これはSFではなく「人類の意識を変えるための象徴的なストーリー」。
著者が伝えたいのは、「地球を救うには、私たち一人ひとりが“心のアップデート”をする必要がある」ということなんです。

その「アップデート」とは、スマホのように新しいアプリを入れることではなく、
むしろ古くなった“思い込みのプログラム”を削除すること。
この思い込み(ビリーフ)こそが、私たちの心を曇らせ、幸せを感じにくくしている最大の原因だと語られています。

つまり、地球を救う鍵は「外の世界」ではなく、私たちの「内なる意識」の中にある。
この視点こそが、ひすいさんが本書で一貫して伝えたいメッセージのひとつです。

🌍 心のアップデートとは?
“何かを足すこと”ではなく、“いらない思い込みを手放すこと”。
幸せは、実はもう最初から「ある」もの。


幸せを曇らせる“39の思い込み”

私たちが「幸せになりたい」と願っているのに、なぜか苦しくなる理由。
それは、心の奥深くに潜む“思い込み”が原因かもしれません。

ひすいこたろうさんは本書の中で、地球人を苦しめているものを「古くなった思い込みのプログラム」と呼び、
その数はなんと39個もあると語ります。
たとえばこんなものです。

  • 人に嫌われたらダメ
  • 失敗してはいけない
  • お金がないと幸せになれない
  • 努力しないと価値がない
  • 誰かに認められてこそ自分の価値がある

どれも、私たちが「常識」として信じてきたことばかり。
でも、この“常識こそが心を曇らせる雲”になっていたのです。

そして、多くの人が勘違いしているのが
「思考が現実化する」という有名なフレーズ。
本書では、それよりもさらに深い原理として、
“思い込み(確信していること)が現実化する”と説明されています。

つまり、「自分はダメだ」「幸せになれない」と信じている限り、
どんなにポジティブな言葉を唱えても、心の奥のプログラムが現実を作り続けてしまうのです。

☀️ 思い込みのルール
現実を動かすのは「考え」ではなく「信じ切っていること」。
だからこそ、思い込みを手放すことが“幸せの第一歩”なんです。

この39の思い込みをすべて外していくと、心の曇りが少しずつ晴れ、
やがて「本当の自分」が見えてくる。
ひすいさんは、それを“地球人の意識進化”と呼びます。

次の章では、この思い込みを根本から外すための「マスターキー」について見ていきましょう🔑


マスターキーを外す2つの勘違い

39の思い込みの中でも、特に根深く、すべての苦しみの“源”になっているものがあります。
それが、ひすいこたろうさんが「思い込みのマスターキー」と呼ぶ、たった2つの勘違いです。

🔑 思い込みのマスターキー
① 自分には価値がない(自己否定)
② 自分は幸せじゃない

この2つが心の奥にある限り、どれだけ努力しても、幸せは“外側”に逃げていきます。
そして、私たちはいつまでも「足りない」「まだダメだ」と感じてしまうんです。

でも、ここで一つ大切なこと。
この2つの思い込みは、実はどちらも“真実ではない”ということ。
生まれた瞬間から、誰もが存在そのものに価値があり、幸せの源を持っている。
それを忘れてしまっただけなのです。

ひすいさんは、このマスターキーを外すために、“特別な努力”は必要ないといいます。
必要なのは、ただ「気づくこと」。
「私、ずっと“幸せじゃない”って思い込んでいたんだ」と認めた瞬間に、心のロックは少しずつ緩んでいくのです。

🌸 ひすいさんの言葉
“幸せになる”ことをやめた瞬間、
“幸せだった”ことに気づく。

この言葉は、一見パラドックスのようですが、実際にはとても深い真理です。
「幸せは探すものではなく、思い込みの雲を引いたあとに自然と見えてくる太陽のようなもの」——。
私たちはその太陽を、いつも自分の内側に持っているのです☀️

では、次に「自分は幸せじゃない」という勘違いをどうやって解いていくのか?
本書で紹介されている、とてもシンプルで美しいワークを見ていきましょう。


幸せを“足す”のではなく“引く”

「もっとお金があれば」「理想の仕事ができたら」「素敵なパートナーがいたら」——。
私たちは、幸せを“何かを手に入れること”で得ようとしがちです。
でも、ひすいこたろうさんはこう言います。
「幸せは、足すものじゃなくて“引く”ものなんです」と。

本書で紹介されているのは、思い込みの雲を“引く”ためのシンプルなワーク。
それは、今の自分がどれほどたくさんの幸せに包まれているかを、
体験的に思い出すための「幸せの列挙ワーク」です。

🌿 幸せの勘違いを解く5つのステップ

  1. 今ある幸せを書き出す。
    心臓が動いている、目が見える、話せる、ご飯を食べられる、歩ける……。
    当たり前すぎて見落としていた「ありがたいこと」を5つ以上リストにします。
  2. 最大の願いを1つ書く。
    たとえば「年収1億円ほしい」「素敵なパートナーに出会いたい」など、
    あなたが今いちばん叶えたい夢を具体的に書きます。
  3. 交換テストをしてみる。
    「この願いを叶える代わりに、さっき挙げた幸せのうち3つを失ってもいいですか?」
    そう聞かれたら、ほとんどの人が「いや、それは無理」と答えるはず。
  4. 本当の幸せに気づく。
    その瞬間、あなたは気づきます。
    「私が欲しかったものより、すでに持っているもののほうがずっと尊い」と。
  5. 幸せの原則を思い出す。
    幸せは外から“足す”ものではなく、
    心の曇り(思い込み)を“引く”ことで、すでにある太陽の光が見えるようになるのです☀️

🌞 幸せの原則
幸せとは、「何かを得ること」ではなく、
「すでにあることに気づく力」。

このワークを繰り返すうちに、「足りない」と思っていた世界が、
「もう充分に満ちていた世界」へと静かに変わっていきます。
その変化こそが、思い込みを引き算して見えてくる“ほんとうの幸せ”なのです。


他人軸から自分軸へ

「もっと評価されたい」「フォロワーを増やしたい」「誰かに認められたい」——。
気づけば私たちは、幸せの基準を“他人”に預けてしまっていませんか?
ひすいこたろうさんは、これを「他人軸の幸せ」と呼びます。

他人軸の幸せとは、
他人からの承認や数字で測れるもの(フォロワー数、収入、肩書など)。
いっときの満足は得られても、すぐにまた“次”を求めてしまう終わりのないレースです。
そして、そのレースの先にあるのは「虚しさ」や「不安」なのかもしれません。

一方で、ひすいさんが提案するのは「自分軸の幸せ」
これは、誰かの基準ではなく、自分の心が“心地いい”と感じるかどうかで決める生き方です。
数字では測れないけれど、心の奥が静かに満たされていくような幸福感。
それが本書でいう「本当の幸せ」です。

🌿 他人軸と自分軸のちがい
・他人軸:評価・比較・承認が原動力
・自分軸:心地よさ・感謝・安心感が原動力

SNSの「いいね」や周囲の反応を気にして疲れてしまう人も多い今、
「誰かに見せるため」ではなく、「自分がご機嫌でいられるため」に生きること。
それがこれからの時代に必要な“意識のアップデート”なのかもしれません。

そして、自分軸の幸せを育てるためのシンプルな問いがこちら👇

🪞 今日の小さな問いかけ
「これをしているとき、私は心地いい?」
その答えが“YES”なら、それがあなたの自分軸です。

幸せの鍵を他人に預けるのをやめ、自分の手に取り戻す。
その瞬間、人生の舵は“他人の海”から“自分の風”に変わります。
もう誰かの評価に振り回される必要はありません🌈

次の章では、この考え方をさらに深めていくために、「失敗の再定義」というテーマに進みます。
「間違ってはいけない」という思い込みを手放すことで、人生がどんなふうに自由になるのかを見ていきましょう。


失敗の再定義

私たちは小さいころから、「失敗してはいけない」「間違うのは恥ずかしい」と教えられてきました。
でも、ひすいこたろうさんはこの常識をやさしくくつがえします。
「失敗とは、発見であり、小さな成功なんです」と。

この言葉を読んだとき、「あ、そうか」と心が軽くなる人も多いはず。
なぜなら、失敗を“悪いこと”だと思っている限り、人は挑戦することを怖がってしまうからです。

ひすいさんは、こう続けます。
「神様には“失敗する自由”がない。だから想定外の世界を創れない。
でも人間は、失敗する自由を与えられているからこそ、想像を超える創造ができるんだ」と。
この考え方、ちょっとワクワクしませんか?✨

たとえば、コーラも、納豆も、偶然の“失敗”から生まれたもの。
失敗を恐れずにやってみた人がいたから、今の世界にある「おいしい発見」があるんです。

💡 失敗の本当の意味
失敗とは、うまくいかなかったことではなく、
“次にうまくいく方法を発見した”ということ。

だからこそ、完璧であろうとしなくて大丈夫。
間違えた数だけ、あなたの人生の“厚み”と“味わい”が増えていきます。
それが、他の誰にも真似できない“あなたという物語”をつくっていくのです。

失敗を怖れずに生きることは、自分を信じて生きること。
失敗を「悪いこと」と定義するか、「学び」として受け取るかで、人生の景色は180度変わります。

🌱 今日のメッセージ
“失敗してもいい”と自分に許可を出すだけで、
心は驚くほど自由になります。

次の章では、そんな「生きる意味」そのものに焦点をあてます。
人生の目的とは何か? そしてひすいさんが語る「思い出の木」の物語とは?
心に残る美しい比喩とともに見ていきましょう🌳


人生の目的と“思い出の木”

ひすいこたろうさんは、本書のラストでとても美しい比喩を語っています。
それが、ひとりひとりの心に存在するといわれる「思い出の木」です🌳

この木には、地球で過ごした時間のすべて——
喜び、怒り、悲しみ、感動、そして穏やかな日々までも——が
“葉の色”として記録されていくといいます。
たとえば、穏やかな心で過ごした日はエメラルドグリーン、
怒りの日はドス黒い赤……。
その人がどんな心で生きてきたかが、一本の木に宿っているのです。

そして、人生の終わりに見るという「走馬灯」
実はそれが、この思い出の木とつながり、
自分の人生を「本当はどんな気持ちで生きていたのか」を再体験する瞬間なのだそうです。

その体験を通して、人は自分の人生に拍手を送ります。
「よく頑張ったね」「楽しかったね」と、
心から自分にOKを出せるようになる——。
それこそが、魂がこの地球に生まれてきた“目的”なのかもしれません。

💫 人生の目的とは?
成功することでも、何かを成し遂げることでもなく、
“自分の物語に拍手を送れるように生きること”。

失敗も、涙も、迷いも、全部が「思い出の木」の大切な一枚の葉。
だから、どんな日も無駄ではないし、
あなたの人生は、すでに豊かな色でいっぱいなんです🍃

ひすいさんは、そんな私たちをそっと見守る存在として
“銀河の執事”というユニークな比喩を紹介します。
彼らは、人間が人生の最後に自分の物語に拍手喝采できるよう、
静かにサポートしてくれているのだそうです。

なんだかロマンチックですよね。
でもこの物語の本質は、「人生は競争ではなく、体験の旅」だということ。
たとえ道に迷っても、泣いた夜があっても、
それも全部、あなたの“木”を美しく育てる栄養なのです🌿


まとめ|“幸せにならなくていい”という自由

『幸せにならなくたっていいんだよ』を読み終えると、
心のどこかがふっと軽くなるのを感じます。
なぜなら、この本は「幸せになれ」と急かすのではなく、
「幸せはすでにある」と教えてくれるからです。

39の思い込み、そして「自分には価値がない」「自分は幸せじゃない」というマスターキー。
それらを少しずつ外していくことで、
私たちは“欠けた存在”ではなく、最初から“満たされた存在”だったことに気づきます。

ひすいこたろうさんの言葉は、スピリチュアルなテーマでありながらも、
とても人間的で、あたたかい。
「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込む人ほど、
この本を読むと心の奥で涙がやさしくあふれるかもしれません。

生きることに正解も不正解もなく、
失敗も寄り道も、ぜんぶが“あなたの物語”を彩る一枚の葉。
だから、「幸せにならなくていい」=「今この瞬間で充分幸せ」なんです🌿

📘 書籍情報:『幸せにならなくたっていいんだよ』(ひすいこたろう 著)

Amazonでチェックする
楽天でチェックする

もし「本を読みたいけれど時間が取れない」と感じている場合は、
Amazon Audibleを利用して音声で内容を聴く方法もあります。

スキマ時間を使って本の内容に触れられるため、ライフスタイルに合わせて読書方法を選べます。
👉 AmazonAudible

あわせて読みたい


よくある質問

Q
「幸せにならなくていい」って、諦めの言葉では?
A

いいえ。これは「幸せを探す努力をやめて、すでにある幸せに気づこう」というメッセージです。
足りないものを追うより、今ある豊かさを感じることが、いちばんの変化を生みます。

Q
思い込みを手放すのに時間がかかりますか?
A

思い込みは“無理に変える”ものではなく、“気づく”ことで少しずつ薄れていきます。
日記に「今日ありがたかったこと」を書く習慣も、とても効果的です🌼

Q
自分軸で生きたいけど、他人の目が気になります。
A

誰でも最初はそうです。
小さな一歩として、「今日の私は、これをしていると心地いい?」と問いかけてみてください。
心がYESと感じる行動が、あなたの“自分軸”のサインです💫