「やらない家事」を決めるだけで人生が軽くなる|優先順位のつけ方

家事の工夫

仕事も家事も、ちゃんとやりたい。
そう思っているのに、毎日なんだか余裕がない……そんなふうに感じたことはありませんか?

共働きが当たり前になった今、「仕事と家事の両立がつらい」と感じる人はとても増えています。 時間は足りないし、疲れは取れないし、気づけばイライラ。 それなのに「家事くらいちゃんとやらなきゃ」と、自分を追い込んでしまう人も多いんですよね。

でも、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいんです。 家事がしんどい原因は、あなたの頑張りが足りないからではありません。 むしろその逆で、頑張りすぎていることが問題なケースがほとんどです。

この記事でお伝えしたいのは、 「やることを増やす」のではなく、「やらない家事を決める」という考え方。

すべての家事を完璧にこなそうとしなくても大丈夫。 優先順位をつけて、本当に必要な家事だけを残し、あとは手放してしまう。 それだけで、時間にも心にも、ちゃんと余白が生まれます。

この記事では、
・家事がしんどくなる本当の理由
・「やらなきゃまずい家事」と手放せる家事の見分け方
・今日から実践できる「やらない家事」の具体例
を、できるだけわかりやすくお話ししていきます。

「ちゃんとできていない自分」を責めるための記事ではありません。 もっとラクに、もっとご機嫌で暮らすための記事です☺️ 肩の力を抜いて、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

なぜ家事はこんなにしんどいのか?

「家事くらい、みんなやってるし」
「私が要領悪いだけかも」
そんなふうに思ってしまう人、実はとても多いです。

でも、家事がしんどく感じるのには、ちゃんと理由があります。 ここではまず、「なぜここまで家事が負担になるのか」を整理してみましょう。

共働き家庭で家事ストレスが増えている理由

共働き世帯が増えたことで、仕事と家事を両立するのは当たり前のように語られるようになりました。 ただ現実を見ると、家事の負担は必ずしも平等ではありません。

特に、子どもが小さい家庭では、家事や育児の多くをどちらか一方が担い続けるケースが少なくありません。 この「負担の偏り」が、知らず知らずのうちに大きなストレスになります。

さらにやっかいなのが、家事は成果が見えにくいという点です。 掃除しても、洗濯しても、食事を作っても、数時間後には元通り。 「頑張っているのに終わりがない」感覚が、心をすり減らしていきます。

家事がつらくなる4つの根本原因

家事がしんどくなる理由は、気合や性格の問題ではありません。 多くの家庭で共通している原因は、次の4つです。

  • 時間が足りない
    仕事・通勤・育児で1日が埋まり、家事に使える時間がそもそも少ない。
  • 疲労が回復できない
    休む間もなく家事が続き、心も体もリセットされない。
  • 精神的なストレスが溜まりやすい
    「やらなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」というプレッシャーが常にある。
  • 周囲の理解を得にくい
    家事の大変さが見えにくく、頑張りが評価されにくい。

この状態で「もっと頑張ろう」とするのは、正直かなり無理があります。 必要なのは努力ではなく、家事との付き合い方を変えることなんです。


家事の優先順位を決める基本思考

家事をラクにしたいと思ったとき、つい「効率を上げよう」「時短しよう」と考えがちですが、 実はその前にやるべきことがあります。

それは、全部やる前提を手放すこと

家事がしんどい人ほど、「これも必要」「あれもやらなきゃ」と、 無意識のうちに自分で自分のハードルを上げてしまっています。

「全部やる」は前提にしない

毎日きちんと掃除して、洗濯物をたたんで、栄養バランスも完璧で、部屋も常にキレイ。 正直、これを毎日続けられる人はほとんどいません。

それなのに「できていない自分はダメ」と感じてしまうと、 家事はどんどん苦しいものになっていきます。

ここで大切なのは、家事の目的を思い出すこと

家事は、生活を安全に、健康に、気持ちよく回すための手段です。 「完璧にこなすこと」そのものが目的ではありません。

アイゼンハワー法で家事を仕分けする

家事の優先順位を考えるときに役立つのが、 時間管理の考え方として有名なアイゼンハワー法です。

やり方はとてもシンプル。 家事を「重要度」と「緊急度」の2軸で考えます。

  • 重要で緊急な家事:今すぐやる(健康・衛生に直結するもの)
  • 重要だが緊急ではない家事:期限を決めてやる
  • 重要ではないが緊急な家事:任せる・仕組みに頼る
  • 重要でも緊急でもない家事:思いきってやらない

こうして整理してみると、 「今まで当たり前にやっていたけど、実はなくても困らない家事」が、 意外とたくさんあることに気づきます。

家事を減らす第一歩は、 自分をラクにしていい理由を、ちゃんと用意してあげること

次の章では、 「これはやらなきゃまずい」「これは手放しても大丈夫」 その境界線を、もう少し具体的に見ていきます。


「やらなきゃまずい」家事だけ残す

家事を減らそうとすると、「どこまで手放していいの?」と不安になりますよね。 そこで大切なのが、最低限やるべき家事のラインを知っておくことです。

このラインがはっきりすると、 「これはやらなくても大丈夫」と安心して手放せるようになります。

健康・衛生に直結する家事は最優先

「やらなきゃまずい家事」の基準は、とてもシンプル。 健康や衛生、安全に直接関わるかどうかです。

逆に言えば、見た目や気分、世間体のためだけの家事は、 多少サボっても大きな問題にはなりません。

ここでは、生活を回すうえで最低限必要な家事を整理してみましょう。

「待ったなし」家事の考え方

次の家事は、後回しにすると体調不良やトラブルにつながりやすいものです。 毎日完璧でなくてもいいですが、完全にゼロにするのはおすすめしません。

  • 部屋の換気(空気を入れ替える)
  • 生ゴミを捨てる
  • 口に入る食器や調理器具を清潔に保つ
  • 洗濯(汚れた衣類を溜めすぎない)
  • 床や寝具の最低限の清潔を保つ
  • キッチン・浴室・トイレなど水回りの衛生管理

このあたりを押さえておけば、 多少散らかっていても、完璧じゃなくても、生活はちゃんと回ります。

「全部ちゃんとやらなきゃ」と思っていた家事の中には、 実は命や健康にはほとんど影響しないものがたくさんあります。

ここで一度、自分の家事を振り返ってみてください。 “なくても困らない家事”を続けるために、無理していませんか?

次の章では、 いよいよ具体的に「これはやらなくていい」と手放せる家事の例を、 たくさん紹介していきます。


「やらない家事」を決める具体例

ここまで読んで、「手放してもいい家事は分かってきたけど、実際どれをやめればいいの?」 そんなふうに感じているかもしれません。

大丈夫です。 やらない家事は、いきなり全部決めなくてOK。 「これ、正直しんどいな…」と思うものから一つずつ手放していけばいいんです。

今すぐやめても困らない家事リスト

まずは、多くの家庭で「やめても意外と困らなかった」と感じやすい家事を挙げてみます。

  • アイロンがけをしない
    形態安定シャツやシワになりにくい素材に頼る。
  • 洗濯物をたたまない
    ハンガー収納に切り替えるだけで作業が激減。
  • 毎日洗濯しない
    生活スタイルに合わせて回数を減らす。
  • 副菜を作り置きしない
    主菜+簡単な一品で十分。
  • 献立を考えない
    食材名でレシピ検索するだけでOK。
  • 年末の大掃除をしない
    汚れに気づいたときに軽く掃除する。

どれも、「ちゃんとやらなきゃ」と思い込みやすい家事ですが、 やめても生活が破綻するものはほとんどありません。

家事を「自動化・外注化」するという選択

もうひとつ大切なのが、 家事を自分の手でやる前提を疑うことです。

家事は、誰かがやらなければならないものではありますが、 「必ず自分が手作業でやる必要」はありません。

便利家電やサービスは、 サボるためのものではなく、 生活を回すための味方です。

次の章では、 「やらない家事」を本当に定着させるために役立つ、 具体的な道具を紹介していきます。


やらない家事を「確実に減らす」ための道具

「やらない家事」を決めても、 仕組みが変わらなければ、結局また自分がやることになってしまいます。

ここで大事なのは、意志ではなく仕組みに任せること。 家事を減らす人ほど、「頑張らなくても回る形」を先に作っています。

食器洗いを“完全にやらない”選択

家事の中でも、特にストレスになりやすいのが食器洗い。 毎日必ず発生して、しかも疲れているタイミングにやってくる家事ですよね。

だからこそ、ここを手放せると、体感的なラクさが一気に変わります。

工事不要タイプの食洗機なら、 「賃貸だから」「設置が面倒そう」というハードルもぐっと下がります。

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食器洗いを自分のタスクから外すだけで、 「夜の気力」を温存できるようになります。

掃除を「考えなくていい家事」に変える

掃除がしんどい理由は、作業そのものより、 「いつやるかを考え続けること」にあります。

ロボット掃除機があると、 掃除は「やる家事」から「勝手に終わる家事」に変わります。

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床が多少散らかっていても、 「掃除しなきゃ」という罪悪感が減るだけで、気持ちはかなり軽くなります。

家事を減らすコツは、 一部を完璧にすることではなく、負担の大きいところを外すこと

次の章では、 こうした「やらない家事」を、夫婦や家族の中でどう共有していくかを見ていきます。


夫婦で「やらない家事」を共有する方法

家事を減らそうとすると、 「自分だけラクしていると思われないかな」 「相手にどう伝えればいいんだろう」 と、不安になることもありますよね。

でも実は、家事のストレスの多くは、 やる量そのものより、認識のズレから生まれています。

名もなき家事を言語化する

掃除・洗濯・料理のように名前がつく家事だけでなく、 日常にはたくさんの名もなき家事があります。

たとえば、
・調味料の残量チェック
・ゴミ袋の補充
・脱ぎっぱなしの服を片付ける
・裏返った靴下を戻す

こうした作業は目立ちませんが、 積み重なると大きな負担になります。

まずは「こんなことも家事なんだよね」と、 言葉にして共有するだけでも、気持ちはかなり変わります。

家事分担は「責任者」を決める

よくあるすれ違いが、 「手伝ってるつもり」と「任せられてない」のズレです。

そこでおすすめなのが、 家事ごとに責任者を決めること。

「やれる人がやる」ではなく、 「これは誰の担当か」を決めておくと、 やらない家事も、やる家事も、はっきりします。

「いつやるか」を共有しておく

同じ家事でも、 「今すぐやってほしい」のか 「今日中でいい」のかで、受け取り方は変わります。

「いつまでにやるか」を共有するだけで、 無用なイライラや衝突はかなり減ります。

察してもらおうとしない

家事は、察してもらえるものではありません。 「しんどい」「助けてほしい」を言葉にしていいんです。

家事を減らすのは、サボりではなく調整。 家族全員が少しラクになるための工夫です。

次の章では、 夫婦だけで抱え込まず、 外部の力を借りるという選択肢についてお話しします。


外部リソースを使うのは甘えじゃない

家事を減らす話をすると、 「それって手抜きじゃない?」 「自分でやるべきでは?」 そんな声が頭に浮かぶこともあるかもしれません。

でも、はっきり言ってしまうと、 全部を家庭内だけで完結させようとするほうが無理なんです。

仕事は外注や分業が当たり前なのに、 家事だけ「全部自分でやらなきゃ」と思い込む必要はありません。

家事代行や宅配は「時間を買う選択」

家事代行サービスやネットスーパー、食材宅配は、 贅沢なサービスに見えるかもしれません。

でも実際は、 お金でラクをしているのではなく、時間と余裕を買っているだけ。

・疲れている日に掃除をしなくていい ・買い物に行く時間を休息に回せる ・イライラした状態で家族と向き合わなくて済む

こうした効果を考えると、 コスト以上の価値を感じる人はとても多いです。

「全部自分でやらない」選択が心を守る

家事を減らす目的は、 部屋を完璧に保つことではありません。

心と体をすり減らさずに、生活を続けることです。

誰かに頼ること、仕組みに任せることは、 弱さではなく、生活を長く続けるための知恵。

「もう無理」となる前に、 使えるものは使っていいんです。


まとめ|家事を減らすと、人生の余白が増える

家事がしんどいと感じるのは、 あなたの頑張りが足りないからではありません。

むしろ、多くの人が 「全部ちゃんとやろう」としすぎているだけなんです。

この記事でお伝えしてきたのは、 家事を効率よくこなすテクニックではなく、 家事との向き合い方を変える視点でした。

  • やらなきゃまずい家事は、実は限られている
  • 完璧を目指さなくても、生活はちゃんと回る
  • 「やらない家事」を決めると、心と時間に余白が生まれる

家事を減らすことは、 生活の質を下げることではありません。

むしろ、 自分の回復や、家族との穏やかな時間を守るための選択です。

私自身、「やらない家事」を決めてから、 夜の気持ちの余裕や、家族への向き合い方が大きく変わりました。

もし今、 「毎日いっぱいいっぱいだな」 「もう少しラクに暮らしたいな」 そう感じているなら、まずはひとつだけでいいので、 やらない家事を決めてみてください

ちゃんとやらなくても大丈夫。 あなたの暮らしは、もう十分よく回っています☺️


あわせて読みたい

「やらない家事」という考え方は、 暮らし全体を軽くする入り口でもあります。

あわせて読むことで、 時間の使い方や気持ちの整え方が、さらにラクになりますよ。


参考文献

よくある質問

Q
やらない家事が増えると、部屋が荒れませんか?
A

一時的に「完璧じゃない状態」になることはあります。 でも、健康や衛生に直結する家事さえ押さえていれば、 生活が破綻することはほとんどありません。

むしろ、無理をして続かなくなるより、 続けられるレベルを保つ方が長期的には快適です。

Q
パートナーが協力的じゃない場合はどうすればいい?
A

まずは「全部手伝ってほしい」と伝えるより、 一番しんどい家事を一つだけ共有するのがおすすめです。

名もなき家事を言葉にするだけでも、 相手の理解が進むケースは多いですよ。

Q
どこから手放すのが一番効果的ですか?
A

多くの人が一番ラクになったと感じやすいのは、 毎日発生して、疲れている時間帯にやる家事です。

食器洗い、掃除、献立決めなど、 「考えるだけでしんどい家事」から手放してみてください。